キャリア
土木施工管理
田口 智之
土木事業部 工事部
東日本工事課
工学部 環境建設学科
2018年入社

PROFILE

キャリア入社後は、浄水場(さいたま市)の整備工事を担当。続いて、新規安定型処分場設置工事(群馬県)で、NB工法(※)を用いた工事を経験。現在は、埼玉県坂戸市と鶴ヶ島市の下水と雨水の処理を担う下水処理場工事で、JV(共同企業体)の主任技術者として活躍。

生活インフラづくりを通して、
故郷の未来に貢献する仕事がしたい

インタビューイメージ1

Question-1

西武建設を転職先とした
理由を教えてください。

信頼を置いていた方から「良い会社だよ」と薦められたことが、西武建設との出会いでした。就職活動の過程では、働いている社員の方から「キャリア入社でも、働きやすい」という話を聞くことができましたし、「経営が安定している」「現場(勤務地)は、首都圏がメイン」といった自分の希望条件を満たしていたことから、迷わず入社を決めました。業務内容の面で魅力的だったのは、担当できる土木工事の幅が広がるということ。以前に勤務していた会社は、公共工事の一部を請け負うという形のビジネスが中心でした。一方、西武建設は公共工事の他、民間施設の増改築や新築工事などにも、豊富な実績があるため「従来とは違った、いろいろな種類や規模の工事に関われるに違いない」と期待が膨らみました。

Question-2

現在の担当業務について、
教えてください。

私は現在、下水道処理施設の建設工事で、JV(共同企業体)の主任技術者として土木工事の施工管理業務に携わっています。工事は今、躯体工事の最盛期。構造物を支える躯体となる鉄筋が仕様書の通りに組まれているかをチェックする「配筋検査」、できあがった鉄筋コンクリートの厚さや寸法が基準をクリアしているかを確認する「出来形確認」、実際の工事に用いる施工図がもともとの設計図に沿った適正なものかを審査する「設計照査」などを行って、品質を確保しながらスケジュール通りに工事を進捗させるのが、私の役割となります。JVで長期間にわたって働くのは初めての私は、学ぶことが多く、充実した毎日を送っています。自分は知っているものとは違う、他のゼネコンの工事の進め方や安全管理の考え方を知ることや、他の土木技術者と交流できることが、とても刺激的です。

インタビューイメージ2

Question-3

仕事には、
どんなやりがいや面白さがありますか?

私にとって一番嬉しいのは、今までにない面白さと難しさのある工事に取り組めること。そのひとつが、ケタ違いに質量や体積が大きなマスコンクリートの施工です。現在担当している下水道処理施設の建設工事では、地下に設置される水槽の壁として、分厚いコンクリートを施工しなくてはなりませんでした。寸法が厚いがゆえに表面と内部に温度差が生じやすく、ひび割れを起こしやすいマスコンクリート。その緻密な施工をやりとげられたことは新たな自信になりました。また、入社2年目に安定型最終処分場の建設で使ったNB工法(※)も初めての経験でした。技術指導員からサポ―トを受けながらの施工でしたが、高い遮水性能と均質な品質を強みとして安定型最終処分場で採用が進むNB工法の知識を得られたことは、これからの業務に非常に役立つと考えています。

(※)NB工法:ナチュラルブランケット工法。ベントナイトという天然粘土鉱物100%素材を用い開発された土木遮水技術

Question-4

職場としての西武建設を
どのように感じていますか?

西武建設の人を一言で表すなら、「穏やか」。あくまで私個人の意見ですが、どんなシチュエーションでも、感情を激しく表に出す人は見ません。若手への接し方でいうと、「仕事を任せて、しっかり見守る」といったタイプの方が多いと思います。こうした社員の人柄は、西武建設の「人を大切にする」風土から生まれているのではないかと感じます。「人を大切にする西武建設」をよく表すもののひとつが、新入社員を対象とするメンター制度(試行中)だと思います。先輩社員がメンターとなって、後輩社員に寄り添って相談に乗る仕組みですが、違う職場の先輩社員が割り当てられますから、人間関係などを気遣うことなく、何でも気軽に話して、疑問を解決したり思いを吐き出したりできます。西武建設の先輩方は親身になってくれる人ばかりですから、新人にとっては大いに助けになると考えています。

インタビューイメージ3

Question-5

今後の目標や将来への夢を聞かせてください。

施工管理の仕事は、自分自身で掘削や配筋などを行うことはありません。では私が何をしているかというと、現場で働いてくださる専門業者の方々が、それぞれの作業をしやすくするための段取り屋さんといったところです。ひとりの段取り屋さんとしては、「関わる人たちがモチベーションを高く持ってもらいつつ、工事を安全に遂行していける環境をつくること」を常に意識していきます。また、ひとりの土木技術者としては、資格取得を通して知識・技術の修得を重ねていきたいと考えています。一級土木施工管理技士やコンクリート技士の資格は既に取得していますが、より高難度な知識や実務経験が要求される国家資格にも挑戦。そして将来は、地域の生活インフラをつくる土木工事のリーダとして、自分の故郷の未来に貢献するような仕事がしたいですね。

5:40

起床

7:10

現場到着

7:30

安全朝礼、ラジオ体操

8:15

現場巡回

測量や出来形確認など

11:30

打合せ

進捗確認、後工程の打合せ

12:00

昼食

13:00

現場巡回

測量や出来形確認および進捗確認など

16:30

デスクワーク

メールチェック、資料作成
終了次第、退社