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Question-1

大学時代はインテリア関係を中心に学んでいましたが、その中で建物の躯体を知ることがインテリアに取り組む上でも大切だと考えるようになったことから、建築に興味を持つようになりました。西武建設入社時の第一志望はもちろん設計です。入社後、配属されたのは見積課でしたが、最初に見積について学んでおくことは、その後、設計に携わる上での糧になると考え、キャリアビジョンを見据えて木造分譲住宅の見積業務に取り組みました。結果的に見積課での５年間の経験で図面の見方を知り、またコストに強くなったことは、設計業務を担当している今、確実にプラスになっています。

Question-2

見積業務とは全く仕事内容が異なるので、最初は先輩の下について、木造分譲住宅の発注者である事業主様との打合せに行って、隣で聞きながら学びました。とにかくわからないことだらけで、１年間は記憶にないくらい必死でした（笑）。基本プラン〜実施設計を経て、施工現場に引き継ぐ着工図の作成、その後も、定例などの現場打合せ、さらに竣工後は竣工図を作成。この一連の流れの中での重要なポイントは、そのプランや実施設計が、実際に施工として納まるか、構造として成り立っているかを判断し、調整を行なっていくこと。設計者として確かな知識がないと、その判断もできません。とにかく経験値をためる日々を経て、まわりの助言をいただくこともありますが、なんとか一人で回せるようになるまで、３年くらいかかったかなと思っています。

Question-3

お客様と基本プランから一緒に考える中で、「これなら構造として成り立っている」「こういう調整や工夫をすれば納まる」等、その場で返答できるようになってきたとき、本当の意味で「やはり設計の仕事は面白い」と手応えも出てきました。また、当社では様々なデベロッパーの分譲住宅を手がけていて、中には「玄関が６畳くらいある」「インナーガレージ付き」「吹き抜けがある」など個性的な物件もあります。こうした物件は納まりが難しい場合が多く、また、新しいものをつくる必要があるなど、非常に苦労しますが、設計者としては面白くやりがいがあります。私が設計業務を担当しているのは、人が暮らす住まい。竣工後、現場を見に行き、お庭でお子様が遊んでいるのを見たりすると、頑張ってよかったなと心から思います。

Question-4

これまでに産休・育休を２度取得し、現在は８歳と５歳の子供の育児と仕事を両立しています。忙しい毎日ですが、充実した日々を過ごしています。当課ではメンバー一人ひとりが責任を持って、それぞれの物件を担当しています。その中で心強いのは、仕事で問題が起きた時や協力が必要な場合は、上司・同僚とも相談しやすく、それぞれが忙しくても協力してくれることです。また、子育て中のママ、パパが多く、気持ち的に子供関連の休みが取りやすいのもありがたいなと思っています。また、家庭を持っていることが仕事にプラスになることも少なくありません。分譲住宅のエンドユーザーはファミリー層が中心。事業主のデベロッパー様との打合せ時に、「この部屋、どういう風に使いますかね？」などと聞かれたときは、実感を持って「こんな風に使うのでは」と提案でき、納得していただくことが多いです。